ゲストスピーチ「サクラを通して見えるもの」
3月第1例会ゲストスピーチ
アーボリテック樹木医事務所 吉岡 武雄 様
演題:「サクラを通して見えるもの」
前会長 L山本 彰
3月の例会で樹木医師の講演が聞かれるということで前々から楽しみにしていました。「サクラを通して見えるもの」という演題でしたが、特にしだれ桜についてのお話が多かったようです。この桜は台木に接ぎ木をしてできた品種で日本だけにあり、上に伸ばす遺伝子がなく、下に垂れる習性を持つそうです。直線で上に伸びる枝、横通しの枝は成長・美観に反する類なので、その枝を伐採するそうです。この講演を聞いて、50周年の記念事業で競技場に植樹したしだれ桜を見に行ったところ、上部は2又枝、横枝も長く伸びていました。脚立の届く高さが限度なので早い時期に選定が必要なようです。
その他にも、根の深さ、樹脂皮のこけ、肥料、ヤゴ、ヒコバエ、剪定の面仕上げ、冬の剪定は割れるなどの注意点を受講しました。「腹ペコだと良い芸をしません」この言葉にすべてが隠されているようです。
4月8日、9日には伯耆しあわせの郷でしだれ桜の里まつりが盛大に開催されるそうです。受講の内容を確かめながら、家族で花見に行こうと思っています。
2017年4月14日