過去の記事: 9月 2018

ゲストスピーチ「観光列車『あめつち』について」

倉吉駅駅長にご講演頂いて

L 深田孝

新たな観光列車「あめつち」についてご講演頂きました。漢字では「天」と「地」と書きます。山陰地方を舞台にした神話が多く書かれている古事記の、「天地の初発のとき」という書き出しに由来します。

山陰本線鳥取駅から出雲市まで2018年7月から新たな観光列車「あめつち」が走り出しました。2両編成59席で鳥取を9:00出発、出雲市に12:47着、出雲市を13:41発、鳥取に17:36着です。倉吉駅は9:45と16:36です。基本土曜日、日曜日、月曜日の運転です。他、貸し切りも出来るようです。

景色の良いところでは極端にスピードを落としてゆっくりと走ります。

鳥取県では日本海と大山(名和~大山口)島根県では宍道湖(乃木~玉造)斐伊川(直江~出雲)で減速運転します。山陰の美しい風景がゆっくり楽しめます。

車体は山陰の美しい空と海を表現した紺碧の色と山陰の山並みを模した日本刀の波紋のような銀色でエンブレムは削りだしで作られています。室内は山陰地方の工芸品がふんだんに使われ豪華でシックな作りとなっています。監修・デザイン協力は映画監督「錦織良成」氏、車両デザイン色彩はアニメーション美術監督「吉田昇」氏によるものだそうです。

観光列車「あめつち」ではグルメも楽しめます。下りには豪華なお弁当、有名スイーツセット、上りでは山陰の酒と肴、松江の和菓子詰め合わせが用意されています(要事前予約で別料金)。

山陰の景色とグルメとゆっくりとした時間を過ごす観光列車の旅を楽しむ人達・・・

日本人のみならず外国人の方々にも故郷山陰を訪れていただきたいと思います。

私たちも乗車して楽しむ機会があると思います。

2018年9月26日