月見例会が開催されました
月見例会
L多田 典子
10月8日、100周年をむかえたライオンズ奉仕日、法華寺畑遺跡の整備をしてから、夜はお楽しみの月見例会。
昔はススキを活けて白い団子をそなえ、廊下に坐り、“うさぎ うさぎ なに見てはねる 十五夜お月さん見てはねる”と唄ったものです。
今日はL清水さんの作品、ススキに秋の花をまぜ、あけび、ざくろを活けて下さり、会が始まりました。
料理は豊富、中でも初物の松茸の土瓶むし、とち餅の茶碗むし等めずらしく美味。
それこそ、716年に赴任した山上憶良は、大山が見える打吹山がすぐそこにそんな景色の見える伯耆の国不入岡で、昔のご馳走を食べたであろう。ところが周囲の農民を視察してわかったのは、一汁一菜の粗末な食事、子どもも満足に育たない有様。四年間住みながら、万葉歌人でありながら歌の一首もない。
憶良が今日のお膳を見たらなんと思うだろうか。
銀も金も玉もなにせむに
優れる宝 子にしかめやも
昔を思いおこしながら、おいしいご馳走を心ゆくまで味わいました。
2016年11月2日